FX口座開設
米利息困難感は一段と強まっており、タイミング利息受け皿では、30日のFOMCでの0.50%利息低下を完全に織り込み、0.75%の相当利息低下が行われる可能性も72.0%程織り込んだ水準となっている。
ギリシャ圏の市況にも陰りがみられるものの、ECBはしばらく利息低下の考えはなく、米欧の政治対策利息差の逆転は時間の問題となっている。
中期的には、ユーロを回避した元手がポンドに背景込みやすい市況であろう。
しかし、目先は株安不安を背景に、円が独歩高となっており、対ポンドが昨年9月以来の底値を付けている影響から、対ユーロも上値が抑えられる可能性が高いとみる。
今週水曜日は、USマーケットが休場となり、週初はマーケットが薄くなることも考えられ、年初来の底値である1.4580近辺を下抜けてくると、テクニカル面での売りが強まる危険もあり、注意が必要となろう。
ポンド/円は、昨日は株安を背景に、危険許容度が下降し、円が独歩高になった影響から、対ポンドは昨年9月以来の底値を付けた。
対ポンドの週足一目均衡表をみると、先行スパンの雲を一気に下に突き抜け、テクニカル的には長スパン的な上昇トレンドが終焉を迎えた可能性を示唆している。
利息差に逆らった円ロングをどこまで継続できるかは依然として疑問があり、また日本の経済力の地盤下降や、超低利息の長スパン化、改革路線の頓挫などを背景に、日本は魅力的な投資先ではなく、長スパン的にみれば円の独歩高の可能性は低いとみる。
しかし、2000年頃から続いてきた円の独歩安が、大きな踊り場に差し掛かっていることは間違いなく、水準訂正の波はこれで終わらない可能性が高いだろう。
キャリー取引勢やスワップ派の投資家は、今後しばらくは基本戦略の練り直しを迫られることになりそうだ。
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FX(外国為替証拠金取引)とは、証拠金(保証金)を業者に預託し、主に差金決済による通貨の売買を行なう取引をいう。「FX」、「通貨証拠金取引」、「外国為替保証金取引」などともいう。FXはForeign eXchange=外国為替の略に由来している。海外ではForex(Foreign exchange)と呼ばれることが多い。
日本では1998年に外国為替及び外国貿易法が改正されて、ダイワフューチャーズ(現・ひまわり証券)、豊商事などが取扱いを開始、ブロードバンドの普及も手伝って市場が急速に拡大した。商品先物会社、証券会社のほか、本取引を専業で取り扱う外国為替証拠金取引業者もある。取引の仕方によっては非常に高いリスクを負うため、実際の取引にあたっては外国為替相場に関する十分な知識や経験を要する。